古典語学と、その他。

お勉強と興奮の記録。

今、ドイツ。

盛大に放置していたのだが、時間ができたので久々すぎる投稿。

 

2018年4月から某研究員かつ某大非常勤になり(期間限定ではあるが)自立した生活ができるようになった。数年単位でこういうのを繰り返さないといけないのが辛いところだが、サラリーマン時代よりストレスはないのでなんとかなっている。

 

さて、9月からドイツに来ている。

ゲーテ・インスティテュートのドイツ語4週間インテンシブコースを受講している。

実は人生で観光を含めてこれまで海外に出たことがなく、ヨーロッパの文学をやりながらそこが割と強烈なコンプレックスになっていたのだが、この度1か月、しかも平日はすべてドイツ語のトレーニング5時間という割とハードなプログラムに参加できたので、多少コンプレックスは和らいだ。今日は1週目を終えた週末。滞在しているのはドイツ有数の大学都市であるゲッティンゲン。フランクフルトまで飛行機でそこから2時間程度ICEに乗って到着。閑静な普通の街。ハエが多い。(ドイツ語クラスの先生も言っていた)

 

いずれは海外での研究を!とは意気込んでいるものの言葉の能力がつかないことにはどうしようもない。というわけで単身乗り込んでみたわけだが、やはり話す聞くは慣れないと難しい。クラスの中では文法は出来るほうらしいので、先生にもその点は認められているが、大事な指示が聞き取れないのはやっぱり問題だ。クラスが5人という極めて小規模なクラスでよかった。

 

今月はこのままドイツで終えて、今月末に帰国。その2日後には後期の非常勤の授業がもう始まるので全然落ち着かない。自分の勉強もやらないといけないし、非常勤先にも自分の大学にも何かと仕事は多い。まぁ忙しいうちが華と感じてやるしかない。

 

いない間日本は災害が頻発している。空けてきた下宿が大丈夫かと思っても異国の地にいるので何もできない。とはいえ何の連絡も来ていないのでおそらく問題ないだろうが。それから結構ショックなニュースもあってちょっと落ち込んでしまった。人間の人生って色々あるんやな、と…

 

午後は論文書こうかと思ったのだが、気分が緩んでしまったので(今週は心が落ち着かなかった!)、日本から持ってきた数少ない本を読もうかと思う。(ちなみに今朝はこちらで買ったRomanを読んでいた)A Companion to Late Antique Literature。結局こういう本を読んでしまう自分が悲しい気もする。