古典語学と、その他。

お勉強と興奮の記録。

ゲストスピーカーの仕事

とりあえず、先週に予備論文を出し終わった。今月の下旬に審査があるらしい。

 

で、先週と今週の金曜日に2回ゲストスピーカーとして1年生向けの講義で授業をした。

1回目は修士論文の時の研究で、2回目は現在進行中(とはいえある程度議論の方向性は見えている)の研究の話をした。とりあえず、知っている顔がほとんどいない(それでも数人は知っている顔が混じっているのだが)環境での授業は前職でも実はそんなに機会がないので、緊張こそしなかったが、色々探りつつの講義になった。

 

相手が1年生なので、専門性が高すぎる話はまずいと思いつつ、それでもゲストスピーカーなので「ゲスト」らしい特別な内容であることにこだわろうとしたが、やはり難しいことがわかった。講義は難しい。15回させてもらえれば、もっと試行錯誤できるのに。

 

ただ、1回目より2回目の方が聴く態度が前向きになっているとは感じた。メンバーが同じなのか違うのかよくわからないが、ちょっと雰囲気が前のめりになっている受講生が増えていた(気がした)。

 

大学の授業に何を期待しているのか。そもそも期待なんてしているのか。

しかも教養科目、とりたくてとっているわけでもないだろう。

ただ、広い視野の必要性は社会に出て分かった。教養教育に意味はある。

その意味をわかってもらい、期待できる授業ができないといけないのだろう。

学生も教師も互いに期待しあってない環境はおそろしく怖いもの、と私は思っているので、この現状は変えていくべきものだと思った。

 

年内、まだやるべきことは山ほど残っている。

年明けには論文2本の提出。研究発表が1件。

来年度の学会発表の要旨作成が1件。

 

忙しいけど、頑張ろう。