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古典語学と、その他。

お勉強と興奮の記録。

古今伝授とか

古今伝授なるものについて、興味が湧いている。
学的なものが、秘儀として師から弟子に伝えられる伝統は、ちょうど自分が古典語の読解で師匠の先生に読み方を教わってきたのと通じる部分がある。古典語の文法は普通のレクチャーを通じて習得したが、読み方はそのパターンを先生との講読で習ってきた気がする。読解自体が困難な古典文学の教授方法が、一種の秘儀的性質を帯びるのは、案外当然のなり行きなのかもしれない。

そうなるといわゆる「ホメロス学」に、そうした秘儀的な教授があったのかが気になる。おそらく、そのような教授はあったものと思われる。しかも、割と長く。それを近代の言語学が古層のギリシア語として取り上げ、そのイメージのもとに現代の我々は、そのテキストに接しているのだけれども、謎めいた暗がりの中の、古典教授は魅力的だと妄想してしまう。